ホタル通信 No.312
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.373 笑顔に逢いたい
実話度:★★★★★(100%)
語り手:女性
フムフム・・・と読み進めて行くと、最後の最後で「エー!」みたいな感じで終わります。
実話度が示す通り、ほぼ実話です。実際に、小説上の私(女性)がした行為を忠実に再現してみました。所々、意味不明とも思える行動をしていますが、現実の行動を小説風にしたので、こんな感じになりました。
さて、小説上、時間の情報は入れていませんが、仕事終わりの夜の話です。エレベータに向かう途中に、泣き声が聞こえてきたのですが、それが何ともか細く、誰かに呼びかけているようであり、只ならぬ雰囲気を感じました。
この後の展開は小説に書いた通りであり、遠くに逃げない子猫、親猫と私のコミカルな攻防戦・・・が続きます。コミカルと言っても親猫にちょっとイジワルしたような感じですね。
冒頭に記載した最後の最後で「エー!」みたいな感じで終わることについては、何の伏線もなく、卑怯と言えば卑怯な結末です。
自分自身もどうして、少しダークな話を持ち込んだのか、ハッキリとは覚えていません。
でも、この猫の関係が、どうしてもある人と重なってしまったために入れました。つまり、まだ“見ぬ母”については、現実の作者ではなく、他人のエピソ-ドです。
猫がからむ話はこの他にも多数あります。積極的にからむつもりはないのですが、なぜだか巻き込まれてしまいます。でもそれを楽しんでいる自分が居ます。
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