ホタル通信 No.311
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.377 季節の色
実話度:★☆☆☆☆(%)
語り手:女性
時々、こんな小説を作ります。アンニュイとまでは行かなくても物思いにふけると言うか・・・。
話は変りますが、秘密にしている作者の情報をひとつ公開すれば少なくとも“学生”ではありません。ですが、今回の話の舞台は高校です。つまり、本物の高校生の方々からすれば、かなり違和感を感じるかもしれません。悪い意味で、会話が大人っぽ過ぎるとか・・・。
さて、内容に触れていきますね。
この話のきっかけは、秋になると特徴的な香りを放つ、あのオレンジ色の植物です。実はこの香りに触発されて書いた小説が少なくありません。自分の中では、季節というか時の流れを感じる植物のひとつです。
なぜ、舞台を高校にしたのか覚えてはいませんが、書き進めて行くうちに、少し青春めいた展開になってきたため、そのまま高校を舞台にしました。当然、オチは考えていませんでしたが、いつも通り、二人に話の展開を任せていると、こんな感じに落ち着きました。
“季節は巡り”との記述は、具体的な期間をあえて避けて、読み手に想像してもらうための手法です。この二人が物思いにふけていたのは、もしかしたら卒業を前に色々と考えていたからかもしれませんね。
自分達の足跡、先生や後輩達への想い、そして叶わなかった恋。
| 固定リンク | 0
「(103)通信No.301~400」カテゴリの記事
- ホタル通信 No.400(2019.07.20)
- ホタル通信 No.399(2019.07.13)
- ホタル通信 No.398(2019.07.06)
- ホタル通信 No.397(2019.06.29)
- ホタル通信 No.396(2019.06.22)
コメント