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[No.732-2]想いをのせて

No.732-2

「別の虫とか?」

確かに私自身もまだ信じられない。
もう少し、観察してみたほうがいいだろう。

「・・・でも」

専門家ではないが、数十年、彼らを見てきた。
目の前のそれに何の違和感も感じない。

「やっぱり、雪虫みたい・・・」

最近、急激に寒くなってきた。
冬の到来を告げに来たとでもいうのだろうか?

「居るんだ・・・ここにも」

もしかして、気付いていないだけだったのかもしれない。

「へぇ~何だか急に愛着を感じはじめたよ」
「少なくとも悪いやつらじゃないからね」

雪の妖精とも例えられる。
その正体がなんであれ・・・。

「あぁ~色々と思い出すな」
「何を?」

それには答えず、ただ目の前を漂う雪虫を目で追った。
S732
(No.732完)
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