ホタル通信 No.306
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.298 調整力
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
実話度は低めです。話の主軸になっているルービック・キューブは全くの創作です。
例えば、会議を開く場合、関係者のスケジュール、開催場所の確保などが必要ですが、単純にそれぞれを準備すればいいものではありません。
それぞれを同時進行させながら、あるところでピタッ!と答えが出ます。たかが、スケジュール調整ですが、大人数ともなるとそう簡単には行きません。もちろん会場も確保しておかなければなりません。
このように、複雑に絡み合った事柄をルービック・キューブに例えてみました。一面はそれだけに集中できるけど、二面になるとそれぞれの都合を加味しなければなりません。
時には、それぞれをワザとずらしておいてから、最後の一手で同時に揃える・・・話が長くなりましたが、この小説はこんなことを言いたかったのです。
どちらかと言うと、真面目な展開なので、ラストは思いっきりふざけてみました。調整力を鍛えていたつもりでしたが、身に付いたのは、二股力だったと。
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