ホタル通信 No.305
小説名:No.251 恐怖の日曜日
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性
小説の通り、その感覚は今でも上手に伝えることが出来ません。
それに「なぜ?」と聞かれても「そう感じたから」としか答えることが出来ません。
病気で寝込んでいたこともあり、起きているのか寝ているのか、どちらとも言えない中で、聞こえてきた友達のはしゃぐ声を今でも覚えています。
今、振り返ると恐怖と言うより、孤独感だったのかもしれません。
それも自分だけが別世界に居るようなとても大きな孤独感です。
当時、テレビの影響を受けて子供心に四次元の世界を信じていましたから、そこに居るかのような感覚だったのでしょうね。
今では少し難しいシチュエーションなのかもしれません。
子供の頃、自宅はいわゆる袋小路に位置しており、加えて周辺は土手と畑しかない、のどかな環境でした。小説にも書いた通り草木のこすれる音が聞こえるくらいでした。今は随分と拓けてしまい、もう二度と体験することはできなくなりました。
子供の頃には「なぜ?」と聞かれても上手く答えられない体験をいくつかしています。今、それらの光景を目に浮かべながらこのホタル通信を書いています。
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