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ホタル通信 No.304

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.234 ハズレの景品
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性

そこそこ実話度は高めで話の流れはほぼ事実です。所々、設定を変えたり、脚色したりしています。

まず、くじ引きした場所が商店街ではなく自動車の販売店でした。
その販売店を訪れた際、丁度、クリスマス時期と言うこともあり、クジ引きをやっていました。
その結果、手に入れたのが“鮮やかな赤が”となぜか遠回しに書いた、ポインセチアの鉢植えでした。なぜ、遠回しに書いたのかは覚えていませんが、多少、クイズっぽさを演出したかったのかもしれません。

話の焦点はズレますが、このポインセチアには何かと思い入れがあり、何度か小説の主軸として登場しています。古くは学生時代に付き合っていた彼女と別れた後に、贈ったことがある花で、その印象が今でも尾を引いています。
さて、今回の話はクジ引きに当たった話ではなく、ポインセチアが予想に反して、枯れなかったことが話を作るきっかけになりました。
これが自分にとっては衝撃的で、花に対する見方が変ったくらいでした。
花なんてもらっても仕方ない・・・ほんの一時的な贈り物・・・なんて考えていましたから。

花に話しかける、彼女にも話しかける・・・の部分は、思わせぶりな部分ではありますが、小説としての深みを“何となく”持たせただけに過ぎません。
T304
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