[No.725-2]営業中
No.725-2
「そこから、商談がまとまることもある・・・?」
同僚が大きくうなづいた。
「私もよく足を伸ばしたものよ」
確かに同僚の営業成績は抜群だ。
「それが秘訣なんだ!」
「まぁね・・・あなただけには教えるけど」
サボっているように見えたこともあった。
でも、それが営業活動だったとは驚きだ。
「だから、もう少しの行動が大切なの」
「そうね・・・私は予定通りにしか動いてない」
そう考えると、昨日の行動が悔やまれる。
「今からでも行動に移せばいいでしょ?」
「そ、そうね!」
さすが、考え方もスピーディだ。
「・・・で、今夜どうする?」
「今夜?」
同僚と何も約束はしていないはずだが・・・。
| 固定リンク | 0
「(029)小説No.701~725」カテゴリの記事
- [No.725-2]営業中(2016.10.25)
- [No.725-1]営業中(2016.10.23)
- [No.724-2]不完全燃焼(2016.10.21)
- [No.724-1]不完全燃焼(2016.10.20)
- [No.723-2]邪魔者(2016.10.16)
コメント