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[No.704-2]まずい料理

No.704-2

ただ、良くないことを考えてしまう。
ここまで、逢えない日が続いてしまうと・・・。

『晴れるといいね!』
『そうだな』

梅雨の真っ最中だ。
逢える日も、雨の可能性が十分ある。

『でも、雨でも二人で居れるならいいや』

特別なイベントなんていらない。
今は彼に逢いたい・・・ただ、それだけだ。

『その時は家で手料理でもお願いするよ』

今まで聞いたことがないセリフに、返信を打つ手が一瞬止まる。

『私の料理でも大丈夫なの?』

お世辞にも上手じゃない。
以前、手料理をご馳走したが、それっきりになった。
その理由は私が一番分かっていた。

『しばらく食べてないと恋しくなるよな』
『それって嫌味?』

仕方ない・・・私の“まずい”料理でもご馳走することにしよう。

『でも、どうしたの急に?』
『そろそろ体を慣らしておこうかと思って・・・君の手料理に』
S704
(No.704完)
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