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[No.701-1]さすが雨男

No.701-1

登場人物
男性=牽引役  
女性=相手
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「あっ!やっぱり、降って来たね」

もはや、一種の特殊能力として見られるようになった。

「・・・みたいだね」
「さすが雨男ね!」

今までイベントごとはことごとく敬遠されてきた。
雨男に何の科学的根拠がなくても。
それが今では・・・。

「ここまですごいと、もう尊敬の域だよね?」
「何度も言うけど、単なる偶然だよ」

ただ、偶然を超えた域にあるのは間違いない。
それが何かとは言わないが。

「でも、今みたいに外に出た途端、ポツリポツリ・・・」

それは否定しない。
昨日は、外に出た途端、大粒の雨に見舞われた。
・・・なのに、外から戻ってきたら、それが止んだ。

「誰か見てるのかもな」
「やっぱり、居るのかもしれないね!」
「雷様か?」

そうこう話している内に、雨は激しさを増してきた。

(No.701-2へ続く)

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