ホタル通信 No.290
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.380 中途半端
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性
実話度は、ほぼゼロに近いです。高校生の女の子とすれ違ったこと、大人びた髪型や化粧だった・・・という事実をもとに書いています。
これに限らず、「すれ違った」後に小説のネタが生まれることが少なくありませんし、これを大切にしています。
“一期一会”という言葉がありますが、すれ違いの出逢いは、“一期一会”をはるかに凌ぐ、短さです。
すれ違う瞬間に何かを感じるとること・・・小説を書き続けて行くための大切な要素だと思っています。
さて、小説の内容ですが、二人の他愛もない話が、延々と続く感じに仕上げています。
以前にも書きましたが、あくまで日常の会話を小説風に仕上げているので、基本的に伏線があったりすることはありません。
ただ、余りにも日常会話的だと、展開や結末がグダグダになってしまいますので、ある程度、起承転結は意識して作っています。
ラストの“中途半端は若さの特権”の部分は、経験談でもあります。ただ、途中で諦めたりする意味での中途半端ではありません。
一生懸命だけど、それに“色々なものが付いて来ていない”という意味で書いています。
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