ホタル通信 No.282
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.218 願いがかなったら
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
比較的、初期の話と言うこともあり、内容が散らかっている感が半端ないですね。
散らかっている感・・・言い換えれば狙い過ぎと言いましょうか、ナチュラル感がないので、読んでいると疲れます。
時々、「良いことを言うぞ!書くぞ!」的な発想が優先され、結果、何とも残念な作品が生まれることがあります。
さて、それでも実話度はそこそこ高めで、会話の主軸である「信号に引っ掛からなかった話」は事実です。
それを珍しいこと→ホールインワンと結び付けてしまったのが失敗だったのかもしれませんね。
ただ、それ自体、問題はなかったのでしょうが、後半、遠回しに“もったいぶる”表現が増えたので、何を言わんとしているか、作者でさえもよく分かりません。
それでも、よくよく読み返してみると、運を使い果たしたように見せかけて・・・からの告白成功!がオチみたいですね。自分で言うのもおかしいですが。
冒頭にも書きましたが、初期の頃は何でもかんでも恋愛に結び付けよう・・・みたいな作風だったのは否めません。
今でも多少はそのなごりはありますが、昔ほど強烈ではなくなりました。これも時の流れなんでしょうか?
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