[No.673-1]私たちの見出し
No.673-1
登場人物
男性=牽引役 女性=相手
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「じゃぁ・・・今の私たちに見出しを付けるとしたら?」
「えっ!?」
ある意味、試されている気がした。
「なに見てるの?」
「ん?あぁ、アレだよ」
いつ見ても感心する。
週刊誌の見出しほど興味をそそる言葉はない。
「中吊り広告?」
「あぁ・・・」
買うかどうかは別にしても記事を読んで見たくなる。
「そうね、女性誌も同じよ」
「ううん・・・それ以上かな?」
彼女曰く、読むだけに留まらないと言う。
「ほら、ファッションとか化粧品とか」
「試したくなると言うか、ついには買っちゃうんだよね」
なるほど・・・そう言うことか。
「恐るべし、見出し!って感じね」
「・・・だよな・・・そう言えば・・・」
高校の授業でそんなことがあった。
「授業で?」
「うん、国語の時間にな・・・」
新聞の見出しのようなものを考える授業があった。
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