ホタル通信 No.277
舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.336 温度差
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
冬のホタルでは、“空き地”を題材にした小説が少なくありません。
それこそ空き地なので、何もない所に小説を書くきっかけなんてあるの?と思うかもしれません。格好をつけるつもりはありませんが、私にとってはきっかけの宝庫のひとつなんですよ。
その代表的なきっかけが、“空き地以前の姿”を覚えていないということです。この小説以外にも、これを題材にした小説がいくつかあります。
それこそ毎日目にしていたはずなのに、思い出せないことがよくあります。今回の小説もそれをベースに展開させて少し強引ですが駄菓子屋の話へと繋げています。
実は、空き地と駄菓子屋は現実には全く違うところに存在しています。
ただ、駄菓子屋も小説を書いたずっと以前に、無くなっていました。
前述した通り、“空き地には何もない”はずなんですが、そこには色々な思い出が詰まっていることを言いたかった小説なんですよ。
最後にもうひとつ言わないといけないですね。
なぜ、タイトルが温度差なのか・・・名付けの親である私も少し考えてしまいました。
でも、小説を読み返し、ラストの2行からすれば「あぁなるほどね!」と納得することができました。
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