ホタル通信 No.274
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.228 塩おにぎり
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性
多少の脚色はあるものの、実際の出来事をほぼ忠実に再現してみました。
もちろん、実話度100%のお約束で、作者は小説の牽引役である男性なのか、優衣(ゆい)なのかは秘密です。
さて、実話度100%なので、読んで頂いた通りの内容で、悪く言えば、小説ではなく単なる日常会話に過ぎません。
ですが、日常会話の中から“ピン!”と来るものがあったからこそ小説風に仕立てています。
以前も書かせてもらいましたが、何がテーマでも話を作れる反面、そこから感じるものがなければ決して作ろうとは思いません。
例えば、「No.667 流されている!?」を発表しました。水鳥がただ泳いでいる話に過ぎませんが、流れに乗りスイスイ泳ぐ者もいれば流れに逆らう者も居る。これを目にした時、「人間社会と似てる、自分は・・・あっち側だろうな」と感じた時、それが小説を書くきっかけになります。
話を戻すと、小説上の二人が初対面であったなら“意気投合”してるわけですよね。そんな人、案外居そうでいません。
だからこそ、細くとも永く付き合えるのかもしれませんね。
表面的なものではなく、深層の部分で意気投合できるのは、ちょっとマニアックな世界に通ずるものがあります。
今でも彼女とは良い関係です。でも、意外と思われるかもしれませんが、二人はかなり浅い関係でそうそう逢うこともないんですよ。
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