ホタル通信 No.271
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.303 絡まる
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
前回のホタル通信にも書きましたが、無理矢理恋愛話に結び付ける類の小説です。
何度かホタル通信では紹介していますが、話のラスト・・つまり、“オチ”を考えた上でストーリーを組み立てることはほとんどありません。これは今も昔も変わりません。
ただ、方向として“恋愛系”に持って行こうとは考えていました。
ですが、恋愛話が好きだったからではありません。正直に言えば当時の心境がそうさせました。楽しいことよりも苦しいことの方が多く、それが“冬のホタル”のベースになっていますし、今も小説を書き続けることができる原動力にもなっています。
さて、実話度は低めです。無理矢理・・・というくらいですから、“いつの間にかコードが絡んでいる”ことがある事実だけを頼りにストーリーを展開させています。
基本的にはどんなネタでも話は作れます。ですが、見聞きしたものを手当たり次第、小説にすることはありません。つまりあえてネタを探す行為はしていません。
あくまでも見聞きしたもの、経験したことの中で心に“ピン!”と来たものしか、小説化していません。
たかが“絡まる”ですが、知らず知らずのうちに、絡まり合い、解くことに苦労する・・・どこか人間関係に置き換えて居たんでしょうね。
今でも、自然にできた結び目を見つけると、この小説を思い出します。あなたの結びは如何でしょうか?決して解けないように。
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