ホタル通信 No.268
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.368 夢の中
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
夢の中の出来事を描いた小説で、冬のホタルでは比較的珍しいジャンルの話です。
特に夢の中の話が嫌いなわけではありませんが、これを題材にすると“何でもあり”になってしまうので、意識的に控えるようにしています。
今回の夢は、目が覚めても鮮明に覚えていたことに加えて、小説のネタとして笑える要素が含まれていたことから採用することにしました。
小説に登場する二人で夢の話について会話した事実はないのですが、夢のことやそれにまつわる話は、ほぼ事実です。
夢をきっかけに好きになる・・・さすがに「友人、知人」でということはほとんどないのですが、芸能人なら良くあります。急にファンになってしまうことは。
さて、今回の話は夢そのものにオチが付いているようなものでしたから、サクサクと書き進めることができました。
言うなれば赤の他人の夢を見ているようなものですからそれならば、その通りに描いてしまおうと思いました。
もちろん、普通に書くのではなく、“抱き合っている二人とも赤の他人である”と言う事実は隠したままの上でです。
事実ベ-スとは言え、冬のホタルらしくない、商業的な作りの小説です。ですが、年も明けて最初に読み直して頂ける小説としては、クスっと笑えるのではと思っています。
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