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2016年1月

[No.663-2]かみのお告げ

No.663-2

「そう思うと・・・ね」
「・・・そうね」

たかがゴミひとつでも、少し寂しい気分になった。

「あっ!もちろん、今日は拾ったわよ」
「えらい!」

さすがに素通りは出来なかった。

「出来そうで出来ないことよ、案外」

けど、褒められても複雑な心境だ。

「とにかく今度から足を止めるようにするわ」
「そうね・・・私も」

大袈裟だけど、それなりの覚悟は必要だ。

「でも、これってかみのお告げだったのかもしれない」
「・・・神?・・・“紙切れだけに”ってこと?」

実はゴミを拾った瞬間に、あることを思い出した。

「昨日、帰る間際に・・・」

資料を一枚印刷した。
それを、とり忘れていたことを思い出した。

「内容が内容なだけに大急ぎで回収したわ」

紙を拾い、恐れながら神に拾われたのかもしれない。
S663
(No.663完)
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[No.663-1]かみのお告げ

No.663-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
戻ろうと思えば戻れる。
でも、足が止まらなかった。

「・・・ゴミ?」
「うん、昨日帰ろうとしたら」

廊下の真ん中に紙切れが落ちていた。
そこそこ目立つ大きさだった。

「私は気付かなかったけど・・・」

建物の外に出る通路はいくつかある。
それにゴミが落ちた時間にもよる。

「・・・私はね、気付いたんだけど・・・」

急いでいたこともあり、拾えなかった。
いや・・・正確に言えば拾わなかった。

「なんか、それにすごく罪悪感を感じてさぁ」

それこそ、見て見ぬふりをした。

「ただ・・・ね」

今日もそのゴミがそこにあった。

「・・・誰も拾わなかったんだ?」
「人のことは言えないけど・・・そうみたい」

私が帰った後も大勢の人がそこを通ったはずなのに。

(No.663-2へ続く)

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[No.662-2]そんな関係

No.662-2

「彼と水族館に行ったのね」

(ん・・・彼なんて居たっけ?)

「夢だから、“彼”は知らない人だったけど」

夢ではよくある話だ。

「で、帰ろうとしたら何か怪獣みたいなのが襲ってきたの」
「水中から・・・」

突拍子もない展開が実に夢らしい。
ある意味、安心して聞いていられる。

「それで、あなたがそいつに足蹴り!ってわけね」
「うん、だって彼の足に喰らいついてきたんだもん!」

現実世界と変わらない勇敢さだ。

「夢中で何度も何度も足蹴りにしたわ!」

女子らしからぬ行動も彼を思ってのことだろう。

「それで怪獣は?」
「もちろん撃退したわよ!こてんぱんにね!」

怪獣が弱いのか、友人が強すぎるのかは聞かないでおこう。

「それで体が動いちゃったんだ?」
「うん、それで隣に寝ていた彼を何度も蹴ってたみたい」

彼にしてみれば、そりゃ、災難もいいところだ。
・・・あれ?

「・・・今、“彼”って言ったよね?」
S662
(No.662完)
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[No.662-1]そんな関係

No.662-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「・・・どうかしたの?」
「う、うん・・・別に」

その言葉とは裏腹に、何かあったのは見え見えだ。

「話、聞こうか?」

友人の顔がパッと明るくなった。
よほど聞いて欲しかったらしい。

「夢に合わせて体が動いたことない?」
「・・・どういうこと?」
「例えば・・・」

夢で“平手打ち”したら、現実でも手が動く・・・。
そんなことを言いたいらしい。

「例え話がリアルね~」

例え話が友人らしくて笑える。

「でさぁ・・・昨日、その“体が動く夢”を見たの」
「平手打ち?」

少しからかってみた。

「ううん、足蹴り」
「え、えぇーっ!!」

平手打ちどころじゃない。

「なに驚いてるのよ?あくまでも夢の話よ」
「そ、そうだったわね・・・」

友人が言うと、妙にリアリティに溢れているからこわい。

(No.662-2へ続く)

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ホタル通信 No.270

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.207 長靴の想い出
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性

実話度は、散りばめられている小さな事実を寄せ集めて何とか20%程度です。

冒頭、実話度に触れた通り、何か大きな事実があったわけでもなく、いくつかの事実を混ぜ合わせたような小説になっています。
小説に登場する景子(けいこ)は、実在する人物をモデルにしていますが、雨の想い出は彼女のものではありません。つまり、このようなことが“混ぜ合わせた”小説と記載した所以です。

今は少なくなりましたが、当時は無理矢理にでも恋愛系の話に仕立てていました。それなりの背景があったからなのですが、この小説もそれが色濃く出ています。
手前味噌ですが、それらしくラストを迎えることができているので、まぁ、悪くはない出来栄えです。
結果的に、景子は僕に好意を寄せていてくれたと言うことになるんでしょうか・・・。

“新しい長靴を履きたいがために雨を心待ちにしていた”ことと同じ意味で、雨宿りを位置づけています。
でも、最初からこれを狙って、そう展開させたわけではなく、いつもの通り、二人の会話は成り行きに任せています。
創作物なのに、成り行きに任せるのは、おかしな表現だと思われるかもしれませんが、「冬のホタル」の結末は、展開次第なんです。
その展開は作者ではなく、登場人物たちが決めることなんですよ。
T270
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[No.661-2]未来を覗く

No.661-2

「結構、悩んでたよね?」

バケツのような入れ物にそれがいくつか入れられていた。

「結構、種類があるみたいね・・・」

パッケージの色が異なっている。

「だからどれにしようか迷ってたんだ」
「・・・多分、買えるのはひとつだろうから」

どうしても自分の小さい頃と重なってしまう。
私もよく迷っていたからだ。

「小さい頃はみんなそうなんじゃない?」
「小銭握りしめてさぁ・・・」

子供の頃の方がお金の有難味を知っていた・・・。
それは今の私たちを見れば分かる。

「それサプリメント?」
「あなたこそ・・・」

それに、化粧品も買うつもりだった。
春に向けた新作を・・・。

「まだ、前のが残ってる」
「・・・私も」

なんだか、自分の行動が恥ずかしくなってきた。

「女の子・・・嬉しそうね」
「やっぱり、お母さん、居たね!」

母親と手を繋ぎレジに並ぶ女の子に教えられた。
S661
(No.661完)
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[No.661-1]未来を覗く

No.661-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「・・・どうしたの?」
「あっ・・・うん・・・」

目線の先に居る、女の子の行動が気になっている。

「・・・あの子?」
「うん」

場所がら存在が見合わなくもない。
おそらく母親と一緒だと思う。

「見てて・・・きっとこの後・・・」
「・・・ほら!」

私の予想通り、何かを手に店の奥に走って行った。

「よく分かったわね!?」
「だって、ドラッグストアよ?」

およそ子供が一人でくるところではない。

「それもそうね」

ただ、子供が喜ぶ物も売ってはいる。

「それが、手に持ってたものね?」

何を持って行ったのか、直接は分からない。
でも、さっき覗いていたものを見れば間接的に分かる。

「・・・やっぱり」
「だね」

ある人気キャラクターのお菓子だった。

(No.661-2へ続く)

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[No.660-2]呼び捨て

No.660-2

「確かに子供には理解しがたいことね」

今じゃ、それを器用に使いこなしている自分に笑える。

「難なく、ウチとソトを・・・ね」
「あんな僕が成長したかと思うと笑えるよ」

子供の頃が懐かしいくらいだ。

「そうね・・・それは褒めてあげる」
「そうかなぁ」

多少、褒められて照れくさくもある。

「そうよ」
「ありがとう、・・・さん」

もちろん、ウチなので、同僚も“さん”付けが基本だ。

「・・・まだ決まらない?」
「もうちょっとだけ待って・・・ねぇお願い!」

これだから女性と買い物に行くのは好きじゃない。
迷いだしたら、とどまることを知らない。

「会社だと、スパッ!と決められるのにな」
「この前の話じゃないけど、決断にもウチとソトがあるの!」

そんなことはどうでもいいから、早く決めて欲しい。

「おい、優子!早く決めろよ」
S660
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[No.660-1]呼び捨て

No.660-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
それは小さい頃の素朴な疑問だった。

「“社長を呼び捨てにしてる!”なんて思ってた」

テレビを見ていると、よくそんなシーンを見掛ける。
ドラマでも現実のニュースでも。

「それって、普通だよね?」
「今は・・・な」

ただ、小さい頃はそれを理解できなかった。

「だってさ、社長だよ、社長!」
「それを、社長の○○は!とか呼び捨てにするんだから」

小さいながらにも、社長は絶対的な存在だと思っていた。
その存在感たるや今の比じゃない。

「まぁ、分からなくもないわね」
「とりあえず、偉い人には間違いないから」

正直、今でも小さい頃の名残で違和感を覚えなくもない。
けど、さすがにそれを表に出すことはない。
・・・でなければ社会人として失格だ。

「いわゆるウチとソトを使い分けてるせいだよね?」
「・・・だな」

社内では呼び捨てにはしない。
あくまでも○○社長だ。
呼び捨てにするのはソト・・・つまり社外の人に紹介するときだ。

(No.660-2へ続く)

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ホタル通信 No.269

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.322 英国屋
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性

とあるカフェ・・・説明する必要もなく英国屋です。正しくは“英國屋”ですね。

舞台となっているのは、大阪市内のとある英国屋です。
もちろん、今も存在しています。そこで何があったのかは小説に書いてある通りで、衝撃的なことを色々と聞かされました。
今の時代、離婚のひとつやふたつ、大した出来事ではないのかもしれませんが、微塵もそんなことを感じることができなかったので、かなり驚いたのを覚えています。

でも、そんなことがあったにもかかわらず、その場所の存在を完全に忘れていました。ですから、その英国屋を目にした時もかなり驚きました。
この小説はそんな瞬間を描いたものです。想い出の中の“彼女”は、冬のホタルの主人公とも言えるあの彼女です。

相手の過去を知ることはある意味、秘密を共有したようでもあり、ふたりの距離がグッと縮まった気がしていました。
でも、小説の通り、それは逆効果でした。
お互いの想いが大きくなればなるほど、距離は縮むどころか、離れて行きました。ふたりとも、そこから先には進めない立場にあったからです。

今では良い想い出・・・と、清々しく言える立場ではありませんが、苦しくも儚い時間を共有できたことに感謝しています。
今の自分が、かくもこうして小説を書いているのも、彼女の存在があったからです。
T269
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[No.659-2]初夢

No.659-2

「えっ!?大変な事実?」

年が変わったこともあり、カレンダーをめくった。
その時、あることに気付いた。

「え・・・なに・・・」
「・・・1928年1月のカレンダーだったの」

和暦で言えば、実に昭和3年だった。

「それ、冗談のつもり?」

もちろん両親に確認した・・・何かの冗談なのかと。

「でもね、逆にポカ~ンとされたの」
「それで慌てて、新聞やスマホを見てみたら」

全て1928年だった。

「違和感の正体・・・これだったのだと思う」

それに今流れているニュースも変だ。
ニュースによれば瞬間移動装置の故障が相次いでいるらしい。

「ねっ!絶対変でしょ?」
「変なのはあなたの方よ、実際、その装置はよく故障するもん」
「え・・・なに言ってるのよ・・・」

友人までがおかしなことを言うようになった。

「それに今日は1928年1月3日でしょ?」
「ちょ、ちょっと冗談はやめてよ・・・あ・・・あれ・・・意識が・・・」

1928年のはずがない・・・いつもの風景と変わりはないからだ。
例の装置のことは別にしても。
遠のいて行く意識の中で、そんなことを考えていた。

「・・・う、ううん・・・ん・・・あれ・・・ハッ!」
S659
(No.659完)
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[No.659-1]初夢

No.659-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「何となく、いつもと違うのよね・・・」

これと言って、変わったところはない。
けど、言い知れぬ違和感を感じる。

「違和感?」
「うん、最寄駅に降りた時からなんだよね」

疎外感とでも言えばいいのだろうか・・・。
大勢の中に居ながらも、ひどい孤独を感じる。
自宅に帰る道中も、その違和感は拭えなかった。

「でね・・・そう思いながらも家に着いたんだ」

当たり前だが、いつもの家族がそこに居た。
両親に妹・・・そして見慣れないものまで。

「・・・何が居たの?」
「犬よ・・・確かチワワかな?」

その犬は昨日まで家には居なかった。

「買ったの?それとも預かってたわけ?」
「ううん、それがよく分かんなくて・・・」

私がそれについて聞かなかったせいもある。
だけど、誰もそのことについて触れようともしなかった。

「せめて一言、あってもいいんじゃない?」
「結構、大きな出来事じゃん!」

普通はそうだろう。
少なくても、私は何も聞かされていないのだから。

「それはそうと、肝心の違和感はどうなったの?」
「実は・・・」

この後、大変な事実を知った。

(No.659-2へ続く)

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[No.658-2]うちのタマ知りませんか?

No.658-2

「でもさぁ、どうして紙袋なの?」
「・・・逆にその方が“ダサい”ような気もするけど」

確かに今はそう思う。
紙袋と言っても、今のようなおしゃれなものじゃない。

「理由は分からない」
「誰かが始めたのをマネたんじゃないかな?」

気付けば誰もが紙袋を提げていた。

「けど、あまり丈夫じゃなくて」

教科書も束になると重い。
そうこうしている内に、底が破けてくる。

「だから、面倒だけど頻繁に交換しなきゃダメなんだよね」

そんな時、ある紙袋に出会った。

「それが・・・これなの!?」
「うん、今でもキャラクターが残ってると思わなかったよ」

洒落じゃないが、“たまたま”ネットで見掛けた。

「当時は世の中に出たばっかりの頃だと思う」

それでも多少、注目の目を集めた。
もちろん、そんな狙いは無かった。

「自分で買ったの?」
「いや、彼女からのプレゼント・・・も、もちろん当時の!」

いつも思う・・・なぜ、分かるのだとうかと。
S658
(No.658完)
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[No.658-1]うちのタマ知りませんか?

No.658-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
なぜ、そうなったのか、理由は分からない。
“流行だったから”としか、記憶に残っていない。

「紙袋?」
「そう・・・当時の流行は」

学生だった頃、紙袋が流行った。
カバンの代わりとして。

「一応、指定のカバンは持ち歩いてるんだけど」

中身はほぼ入っていない。
そのほとんどは紙袋に入れてある。

「・・・どうして?」
「教科書とか入れてるとカバンが膨らむだろ?」

つまり、その分だけ、カバンが分厚くなる。
それは当時、“ダサい”とされていた。

「ほら、なんか優等生っぽくてさぁ・・・」

中身が詰まっているからと言って優等生とは限らない。
ただ、そう思わせるものはあった。

「実際、近くに進学校があったので」

版で押したように、皆カバンは分厚かった。

「その反発心もあったんじゃないの?」
「・・・まぁ・・・ね」

多少はないとも言い切れない。

(No.658-2へ続く)

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ホタル通信 No.268

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.368 夢の中
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

夢の中の出来事を描いた小説で、冬のホタルでは比較的珍しいジャンルの話です。

特に夢の中の話が嫌いなわけではありませんが、これを題材にすると“何でもあり”になってしまうので、意識的に控えるようにしています。
今回の夢は、目が覚めても鮮明に覚えていたことに加えて、小説のネタとして笑える要素が含まれていたことから採用することにしました。

小説に登場する二人で夢の話について会話した事実はないのですが、夢のことやそれにまつわる話は、ほぼ事実です。
夢をきっかけに好きになる・・・さすがに「友人、知人」でということはほとんどないのですが、芸能人なら良くあります。急にファンになってしまうことは。

さて、今回の話は夢そのものにオチが付いているようなものでしたから、サクサクと書き進めることができました。
言うなれば赤の他人の夢を見ているようなものですからそれならば、その通りに描いてしまおうと思いました。
もちろん、普通に書くのではなく、“抱き合っている二人とも赤の他人である”と言う事実は隠したままの上でです。

事実ベ-スとは言え、冬のホタルらしくない、商業的な作りの小説です。ですが、年も明けて最初に読み直して頂ける小説としては、クスっと笑えるのではと思っています。
T268
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