[No.653-2]節目のとき~それから~
No.653-2
「・・・で、僕らの関係はテレビと同じ扱いなんだ?」
どんどん悪い方向へ話が進んで行く。
このままでは本当に壊れかねない。
「ごめん、それについては謝るから・・・」
「“それ”以外もだろ?」
そうだけど、喧嘩の原因はハッキリしない。
お互いのすれ違いが招いたものだ。
「だけど、なんで私たち言い争ってるの!?」
「きっかけは?・・・私が一方的に悪いの!?」
抑えていた感情を吐き出した。
「そ、それは・・・」
今度は彼が気後れしている。
「ごめん、言い過ぎた」
「・・・う、うん」
展開の早さに、私も一気にクールダウンした。
「あっ・・・そうだ!」
その話で思い出したことがあった。
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