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[No.651-1]悔しいから悔しいけど

No.651-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
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それはあるテレビCMのセリフだった。
私の場合、石と言えば良いのか、鉄と言えば良いのか・・・。

「まだ喧嘩中なわけ?」
「・・・そうね」

彼と喧嘩の真っ最中だ。

「仲直りできそう?」
「どうだろう・・・」

これが初めての喧嘩じゃない。
だからこそ、仲直りできるかどうか分からない。

「お互い頑固だからね」

歩み寄りたい気持ちがないわけじゃない。
けど、自分からはそうしたくない。

「相手が折れるのを待っているってこと?」
「うん・・・そう」

喧嘩の原因を作ったのは彼だ。
だから、彼が折れるべきだ。

「・・・と、彼も思ってるんじゃない?」
「喧嘩の原因はお互い“相手”にあると思ってるだろうから」

友人の発言は的を得ている。
なぜなら、今まさにその通りだからだ。

(No.651-2へ続く)

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