[No.650-1]私の経験
No.650-1
登場人物女性=牽引役
男性=相手
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「何だよ、これ・・・」
空き缶専用のゴミ箱がある物でふさがれている。
「・・・コーヒーのコップ?」
流行のカフェで使われている透明のコップだ。
最近は、コンビニでもよく見かける。
「みたいだね」
「これじゃ、捨てられないだろ!」
空き缶を入れる穴に、引っ掛かっている状態だ。
「最後まで入れられなかったんだよ」
「・・・最初は入るんだけどね」
簡単に言えば、コップは台形を逆さにした形だ。
底の方から穴に入れるとスンナリ入る。
「で、もう一息の所で引っ掛かるんだよね」
そうなる押すに押されず、引くに引けず・・・。
結果、どうしようもなくなる。
「・・・やけに詳しくない?」
「というより、なんか話がリアルじゃない?」
そう言われるのも当然だ。
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