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[No.647-2]カピカピ

No.647-2

「それにしても・・・」
「なに?」

時より感心することがある。
これ以上ないと思えるほど、ピッタリの擬音があることだ。

「ほら、カピカピって言葉」

擬音はあえて説明を加えないほうが良い。
言葉の響き自体が大切だからだ。

「乾いた鼻水をうまく表現してるよな」
「・・・そう言えばそうね」

カサカサでもピカピカでもない。
言葉的にも見た目的にも丁度、その中間を行く。

「まさしく、このために生まれて来・・・」
「どうしたの?話の途中で」

フッと気付いたことがある。

「でもさぁ、普通、鼻水がどうこう・・・って言う?」
「言わないと、かわいそうじゃん」

そうは言っても、見て見ぬふりがほとんどだろう。

「なんか、ひょうひょうと言うよね?」
S647
(No.647完)
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