ホタル通信 No.264
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.214 ワン切り
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性
今回の実話度は、衝撃度から見て少しパーセンテージを上げてみました。
二人の会話は実際には行われていません。存在する事実は“しばらく繋がらなかった番号に繋がってしまった”ということだけです。
ただ、そのインパクトがかなり大きく、小説にも書いてある通り、パニックに陥りそうになりました。
“元彼”と連絡が取れなくなった・・・正確に言えば、“彼”と連絡が取れなくなりました。つまり、まだ付き合っている最中に、連絡が取れなくなったわけです。
そこに至るまでの過程は割愛しますが、そうなる理由に心当たりがないわけではありません。
ある日、何気なく元彼の電話番号を押してみました。
登録されている電話番号を整理するために、最後の確認の意味で押したのが本音で、そこに何ら期待をしていませんでした。そこへ来て、呼び出し音が鳴り始めたものですから、驚きは半端なものではありませんでした。
ただ、小説にも書いた通り、冷静になってみれば誰かがその番号を引き継いだと考えるのが自然です。
それ以来、電話を掛けてみたことは一度もありませんし、今後も掛けるつもりはありません。全く知らない人に、繋がってしまうはずですから・・・。
でも、スマホの中には今でも番号が残っています。
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