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[No.635-2]忘れられない夜

No.635-2

3つの光が点滅を繰り返している。
周りが真っ暗なせいもあり、何の点滅かは分からない。

「あぁ・・・確かに」
「もしかして・・・」

そう・・・正確には分からないが、答えは分かっている。
少なくても“アレ”ではない。

「・・・UFOだと?」
「・・・えっ、うん・・・」
「それはあり得ないだろ?」

悪気があって言ったんじゃないことぐらい分かっている。
でも・・・やっぱり彼は“彼”とは違う。

「ほら、点滅はしてるけど光自体は移動してないだろ?」

冷静に分析されると余計つらい。

「う、うん・・・」

“彼”なら、私の勘違いに付き合ってくれた。
それが嘘なのか本気なのかは別にしても・・・。

「ごめん、バカみたいなこと言っちゃって」

どこか価値観が違うような気がしていた。

(やっぱり、そうなのかな・・・)

自分の価値観を押し付けているのは理解している。
けど、他愛無いことこそ大切にしたい。

「UFOそのものじゃなくて、それを誘導している灯りの方だろ!?」

今日は忘れられない夜になりそうだ。
S635
(No.635完)
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