ホタル通信 No.259
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.398 きゅうりちん
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性
自分で言うのもおかしいですが、何てことはない小説風の小説ですね。
もともと日常をテーマにしているので、よほどじゃない限り気の利いた話は作れません。
確かに、一般受けしそうな小説を書くことも少なくはありませんが、概ね、このような日常を切り取ったような話になります。
気の利いた話にならない分、ネタにはあまり困らないのがメリットです。
さて、内容に触れて行けば実話度が示すとおり、ほぼ事実です。
ある日、メールのやり取りの中で、きゅうりを“きゅうり君”と呼ぶようになりました。なにがそうさせたのかは分かりませんが、無機質に“きゅうり”と呼ぶよりは、よほど愛着が持てました。
単なる物体ではなく、植物とは言えやはり生き物ですから。
スクスク育つ・・・まるでそこに赤ん坊の姿を映したのでしょうか?だからこそ“君”ではなく、幼い響きがある“ちん”にしたのかも知れませんね。
これについては、突っ込んで聞いたことがないので、真相は分かりません。
もうかれこれ、4年くらいになるんでしょうか・・・家庭菜園を誘われて始めてから。
今年のシーズンは終わって、ベランダは空のプランターが置いてあるだけです。でも・・・ひとつ楽しみが生まれました。
それが、「No.631 夏の終わり」なんですよ。
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