ホタル通信 No.257
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.301 進化論
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性
久しぶりの実話度ゼロの小説です。とは言え、話のキッカケとなるものはありました。
自分で言うのも変ですが、内容的には“狙った”感が満載の作品です。つまり「良いこと書いてるでしょ?」的な一種の作者のエゴですね。このような小説は往々にして、オチにエピソードを無理矢理くっつけて行くような作り方になります。
ですから、どこかスッキリしない出来栄えです。今回、読み返してみて、自分でも「何なんだろうね・・・」と感じてしまうほどです。
実はオチの部分は経験談なんです。つまり、前述した話のキッカケです。
運命的な出逢い・・・と思っていても、ちゃっかり記憶の中では取捨選択しています。決して好みのタイプじゃないけど、好きになった人とかもいました。でも、いつの間にか「そんな人は居なかった」のようになっていました。
運命の出逢いは、それこそ奇跡の出逢いではなく、在り来たりな出逢いを繰り返して行く中で“その他もろもろ”は自分の中で自然淘汰された産物です。
だからこそ、タイトルが“進化論”とさせてもらいました。進化ではなにせよ“淘汰”されるのは自然の掟ですから。
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