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[No.631-2]夏の終わり

No.631-2

「まさか、うちに居るとは考えてもみなかったよ」
「でしょ~!私もそうだったもん!」

ただ、彼女から話を聞いていたせいか、免疫は出来ていた。

「で、結局なんの幼虫なの?」

心当たりはある。
小さい頃はよく虫を取ったし、育ててもいた。

「残念ながら、カナブン系だろうな」

見た目の上では、カブトムシの可能性もないわけじゃない。
だからこそあえて調べてみた。

「そうなの!?」
「特徴からすれば、多分そうだと思うよ」

期待していなかったと言えば嘘になる。
カブトムシの幼虫なら育てたかったからだ。

「それなら・・・その幼虫はどうしたの?」

とは言え、殺したり捨てたりするには忍びない。

「それなりの容器があったので・・・」
「まさか・・・育てるの!?」

けど、手厚く育てるつもりは毛頭ない。

「たださぁ・・・なんていうか・・・」

またベランダに出る楽しみが出来た。
S631
(No.631完)
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