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[No.629-1]ラジコンカー

No.629-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
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「どうしたの?・・・ジッと見つめちゃって」
「あぁ・・・うん・・・ほら、これ・・・」

それをひとつ手に取った。

「クルマのおもちゃ?」
「まぁ、そうだね」

女子からすればそんな程度の認識だろう。

「正確にはラジコンカーだけど」

ここの通りは、そんな物で溢れている。

「そんな趣味あったっけ?」
「いや、そうじゃないんだけど・・・」

小さい頃、ラジコンカーは憧れのおもちゃだった。
憧れだけに子供には手が出ない金額でもあった。

「今じゃ、ほら・・・」

この程度の物なら、かなり気軽に買える。
今の自分なら2、3台でも楽に買える金額だ 。

「でも、金額のことじゃなくて・・・」

手に取った理由は別のところにあった。

「小学3年生・・・だったかな?」

いきさつは覚えていないけど、ラジコンカーを買ってもらえた。

(No.629-2へ続く)

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