ホタル通信 No.255
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.210 記事を読む理由
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性
自分で言うのも変ですが、“冬のホタル”らしい作品ですね。
何が何だかよく分からない内容だと思います。
オブラートに包まずに書けば、小説上の僕が記事を読む理由は「新聞に自殺の記事」が掲載されてないかを確認するためでした。
「えっー!?」と思いますよね?でも、本当のことなんです。
自殺した人が全員新聞に掲載されるとは思っていませんが時々、掲載されていることはあります。
だからこそ、市内の記事・・・つまりローカルの話題が掲載されている面を読むんです。
この小説は他の小説へ直接的にリンクしないものの、“死”をテーマに取り上げた話の“ひとつ”です。
更に言えば、時系列で考えると、最後の小説とも言えます。
ある女性が死のうと試みたこと、それを前して僕に連絡をして来たこと、そして現場に行ったこと・・・。
これ以外にもこの一連の流れに相当する小説は数多く作っています。
何度が書いていますが、冬のホタルは彼女の存在があったからこそ生まれたようなものです。
様々な逆境の中にある彼女を世間の皆さんに知ってもらいたかったのかもしれませんね。
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