ホタル通信 No.253
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.353 ひろめ
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性
たまに書くことがある“名前にまつわる小説”ですが、明るい話ではありません。
小説後半の“ノートに落書きした”あたりから創作です。逆にそれまではほぼ事実なんですよ。
ただ、後半にも出てくる美保子(みほこ)さん自体は実在の人物で、ひろめさんを含めて僕たち3人は同級生でした。
ある日、彼女のノートを目にした時、そこに“ひろ子”と書いてありました。
小学6年生にもなって自分の名前を間違える人なんて、さすがに居ませんよね?だから、それを目にした瞬間、「もしかして・・・」と直感的にあることが頭に浮かびました。
僕も含めて男子としては、変わった名前をただイジっていた感覚しか持っていませんでしたが、彼女はそうとは捕らえていなかったことに気付いた瞬間でもありました。
名前を書き換えていたことに僕しか気付いていなかったのは小説の通りです。
ですが、この先の「ノートに落書きして名前を消す」という行為は実際には行っていません。徐々にイジられることが少なくなって行ったからです。
その理由は不明ですが、小説に書いたように「飽きっぽさもまた小学生ならではだった」からかもしれませんね。
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