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[No.617-1]ある猫の物語

No.617-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
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ある猫のおかげで、その駅は息を吹き返した。

「あらためてすごい人気よね」

その猫が先日、天国に旅立った。

「思い出す・・・ね」

私たちも、その駅を訪れたことがあった。
もちろん、目的は“駅長”にあうことだ。

「猫好きとしては、外せないでしょ!」

猫好きならずとも一度は訪れたくもなる場所だ。
色々な意味で“救われた”人も多いだろう。

「そう言えばさぁ、あの時・・・」
「・・・そうそう!!」

こうして、大きく報道までされる人気者だ。
私たちの思い出も尽きることがない。

(No.617-2へ続く)

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