ホタル通信 No.243
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.299 スクラッチ&ビルド
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
小説の主軸と言ってもいい“会社の女子寮”ですが、これについては事実ではありません。
ただ、これを正確に書いてしまうと作者の自分像が特定されてしまうために、あえて伏せさせて頂きますね。
男子寮かもしれませんし、社宅かもしれませんし、はたまた大学の女子寮かもしれません。
いずれにせよ、その建物が取り壊されることになり、そのことに軽く一喜一憂しているさまを描いたものです。
ふと、気付いたのですが、冬のホタルでは“建物”に関する話も少なくありません。
特に、“あったはずの建物がなくなった”から、展開する話が代表的な例です。
ラストの部分は、小説ほど大袈裟ではありませんが、建物がなくなってみて、初めて隣に公園があったことに気付きました。
実は、建物がなくなったことより、公園を見つけたことの方が印象的であり、これが小説を書くきっかけになりました。
| 固定リンク | 0
「(102)通信No.201~300」カテゴリの記事
- ホタル通信 No.300(2016.10.06)
- ホタル通信 No.299(2016.09.28)
- ホタル通信 No.298(2016.09.20)
- ホタル通信 No.297(2016.09.13)
- ホタル通信 No.296(2016.09.06)
コメント