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2015年3月

[No.597-1]資格取得

No.597-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
別に自分の会社だけではないと思う。
昇格するには、それなりの資格の取得が必要だ。

「今度、経理関係の資格を取ろうと思ってる」

技術系の僕には、畑違いでハードルが高い。

「・・・昇格狙い?」
「あっ・・・うん・・・分かる?」
「だって人事部よ、私」

そろそろ本気で考えなくてはならない年齢になった。

「グズグズしてられないし」

そんな動きが同期の中にも見え隠れしてきた。

「取れそう?」
「とにかく、やるしかないだろ?」

試験日までは、まだ半年もある。

「ダメよ!半年なんて、あっと言う間よ」
「だから、今日からでも始めなきゃ!」

その言葉通り、購入したての参考書を片手に帰り道を急いだ。

(No.597-2へ続く)

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[No.596-2]人間のくず

No.596-2

「さすがに今は言えないわ」

確かに彼が100%悪い。
けど、だからと言って、何を言ってもいいわけじゃない。

「今でも後悔してる」
「仕方ないでしょ?その時はその時なんだし」
「でも・・・」

今でもたまに、その言葉を耳にすることがある。
やはり、何度聞いても心が痛む。

「まぁ・・・言葉の割には・・・ね」

しばらく沈黙が続いた。

「ごめん・・・私のせいで・・・」

楽しいはずのランチの時間だった。

「別に気にしてないわよ!」
「ところで・・・知ってる?」

同僚が身を乗り出してきた。

「“くず”ってね・・・経理上は資産と同じなのよ」
「・・・意味分かんない!?」

経理部の同僚と総務部の私の会話は、時々かみ合わない。S
(No.596完)
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[No.596-1]人間のくず

No.596-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
過去に一度だけ、その言葉を言い放ったことがある。

「へぇ~、今のあなたからは想像できないわね」

随分と昔の話だ。
当時、私も彼も若かった・・・と言うより、未熟だった。

「どうしても許せなくて、それで・・・」

それはごく日常的な言葉だ。
けど、それを“人間”に当てはめると途端に醜い言葉に替わる。

「その言葉で彼を傷付けてしまったわ」
「よほど、何かゴタゴタがあったわけ?」

彼が浮気をした。

「・・・よくあることよね?」
「私の友人と」

今、思えば、最初から友人を狙っていたのかもしれない。

「えっ!?」
「確かに、そんなに珍しくはないかもしれないけど」

少しイヤミな返事を返した。

「だから、言ってやったの!」
「人間のくず!!って」

だだ、想像以上に後味の悪い言葉だった。

(No.596-2へ続く)

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ホタル通信 No.237

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.340 三毛猫ホームズ
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性

小説のタイトルは、言うまでもなく、皆さんがご存知のアレ
です。

高校の頃、当時付き合っていた彼の影響で、小説を読み
始めるようになりました。ただ、作家としては、かなり限定
的で、赤川次郎さんと星新一さんの二人だけでした。
通学する電車の中だけが唯一の読書タイムで、自分でも
不思議に思うくらい、自宅では読みませんでした。

この頃の小説との出会いが、冬のホタルの原点になって
いれば少しは話が盛り上がるのでしょうけど、実は全くと
言っていいほど無関係です。
卒業以来、今でも本という本には無縁ですし、なにせ、
私の作品は小説ではなく、あくまでも「小説風」ですから。

全体的な実話度は高めで、当時のことを振り返った部分
がそうであり、“現在”については創作になります。
ラストについても、余り意識せずに書き進めた結果であっ
て、必然的にそうなったに過ぎません。
いつものごとくラストは登場人物が決めたようなものです。

この小説とリンクしているのは「No.315 三行小説」であり
ホタル通信 No.216」なんですよ。
T237

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[No.595-2]やっと出た!

No.595-2

それから、15分程度経過した頃だった。

「やっと出たよ!」
「えっ・・・そっち!?」

時間からすると相当苦労したみたいだ。

「・・・そっち!?って、なにが?」
「いや・・・ほら、とにかくおめでとう!」

何がめでたいのか分からないが・・・。

「まぁ、めでたいと言えばめでたいけどな」

なんとか収めることができたようだ。

「じゃあ、見せるで・・・ジャジャーン!」
「・・・」
「・・・えぇー!!!!冗談だろー!?」

俺の目の前に、手のひらサイズの黄色い物が差し出された。

「わぁ!わぁー!!・・・って、これ・・・」
「これで、3つ揃ったよ」

それはキイロイトリのミニカーだった。
S595
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[No.595-1]やっと出た!

No.595-1  [No.07-1]せいじゅうろう

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「・・・聞いたほうがいい?」

菜緒(なお)の様子がおかしい。
さっきからソワソワしているように見えなくもない。

「なにを?」
「いや・・・さっきから落ち着かない様子だから」

(・・・レディに聞くべきじゃなかったかな?)

トイレに行きたいだけなのかもしれない。
けど、そんなことを遠慮する彼女でもないはずだが・・・。

「もしかして・・・」
「・・・うん」

聞いて正解だったようだ。

「じゃあ、ちょっと待ってて」

そういうと、そそくさと席を立った。
状況だけに、それを目で追おうなんて思わない。

(女の子っぽいところもあるんだな)

普段が普段だけに、意外と言えば意外だった。

(No.595-2へ続く)

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[No.594-2]2年ぶりのメール

No.594-2

「短い時間でも濃さがあり、今までを埋めてしまうからかな」

あれこれ考えるより、素直に受け入れたい言葉だった。
恐る恐る顔を出している者としては、なんとも嬉しい限りだ。

「今度は大々的にアナウンスしますよ」

このタイトルでメールを返した。
いつも、アナウンスせずに、いきなり事務所を訪れるからだ。
でも、サプライズを狙っているわけではない。

「お越しの際はぜひ事前にお知らせを」

今まで、そうしなかったのは理由がある。

(最初は、バレンタインデーだったしな)

想い過ごしかもしれないが、彼女なら用意しかねない。
2回目は特別な日ではなかった。
でも、最初のこともあり、事前に言えば気を使わせただろう。

「その時々の期間限定をご用意してお待ちしております」

ただ、次はその言葉に甘えてみるつもりだ。
S594
(No.594完)
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[No.594-1]2年ぶりのメール

No.594-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
感覚的には、どれくらいか分かっていた。
でも、いざ正確に調べてみると、久しぶり感が半端ない。

「ほぼ2年ぶりのメールになります」

メールの冒頭はこんな感じで始まった。
今までなら、こんな書き出しで始まったことは一度もない。
数ヶ月に一度程度でも定期便だったからだ。

次の日の夕方に返事が来た。
今も昔も変わらない、彼女なりのペースだ。

「ごぶさた感ゼロ」

これが、メールのタイトルだった。
確かに、この2年間の中で、2度彼女と顔を合わせてはいる。
ただ、表現は良くないが、あくまでも仕事の“ついで”だ。
あくまでも・・・。

「出張の際に顔を出してくれるので」

本当は仕事以上に、こっちの方が気になっている。
いや・・・こっちしか気になっていないのかもしれない。

(No.594-2へ続く)

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ホタル通信 No.236

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.359 好きだった
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

小説の舞台は披露宴の二次会ですが、これ自体は創作で
実際は単なる飲み会の席での話でした。

モテた・・・という自慢話に聞こえますが、特に何かがあった
わけでもなく、いわば未遂ばかりでした。
つまり、好きになってはくれたものの、告白されたわけでも
なく、付き合ったわけでもありませんから、周囲から見れば
私はちっともモテていません。

創作とは言え、小説の舞台として披露宴の二次会を選んだ
のには理由があります。
私が結婚して間もない頃の飲み会の席だったので、結婚を
期にカミングアウトされた印象が強く、それならばいっその事
舞台を披露宴にしてしまえ・・・と考えました。

披露宴当日の話になると、小説にも書いたように艶めかしく
もあり、ひと波乱ありそうな予感も感じさせます。
ただ、ドロドロとした愛憎劇は小説のパターンとして好きでは
ないので、真逆のコミカルな展開に終始しています。

いつもの通りラストは考えず、ただただ書きなぐる・・・そんな
感じでしたね。そして、登場人物たちに感謝です。手前味噌
にはなりますが、いつも素敵なオチを運んでくれます。T236_2

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[No.593-2]幻の桜

No.593-2

「重なって見えたわけね?」
「そういうこと!」

桜とピンク色の壁が重なり、花が咲いているように見える。
ただ、満開ではなく、薄っすらと咲き始めた感じだ。

「一本だけじゃないから・・・」

壁と重なる全ての桜がそう見えてしまう。

「へぇ~、あんたにしてはロマンティックな話じゃん!」
「それ、どういう意味よ!?」

でも、意味も無く、朝から気持ちがいい。
一人だけいち早く、春を満喫しているからだろうか?

「けど、そろそろ・・・そんな季節ね」
「・・・そうね」

春は複雑は想いが交差する不思議な季節だ。

昨日と同じように、桜の木を見ている。
幻の桜は今日も咲いている。

「早く満開になってね」

人知れず生まれたつぼみに、そっと語りかけてみた。S593
(No.593完)
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[No.593-1]幻の桜

No.593-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
何となく視線が、公園の桜の木に移った。

(・・・えっ?)

まだ春は遠いと言うのに、もう桜が咲いている。

「・・・」
「なんだぁ~!そういうこと!?」

つい、すれ違う人が振り返るほどの独り言を言ってしまった。

「・・・幻の桜?」
「そう!名付けて」

もう何年も通いなれた道なのに、未だに新しい発見がある。

「珍しい品種なの?」
「違うよ」

私から見て、桜の木の裏にマンションが立っている。
お互い道路1本分の距離しか離れていない。

「ますます分かんないけど!?」
「つまり・・・」

そのマンションの外壁は、淡いピンク色だ。

「・・・なんとなく分かってきたわ」

(No.593-2へ続く)

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[No.592-2]妄想の縮図

No.592-2

「多分、それ」

その一匹が、オスかメスかは別にしても・・・だ。

「逆に一匹だけで行動している場合もある」

集団に馴染めないのか、爪弾きにされているのかは知る由も無い。

「・・・なるほど、こんな話なんだ」
「なぜだか、一匹だけ白鷺も居るんだよね」

どの世界にもいる“異端児”といったところだろうか?

「なかなか、できた話じゃない」
「そうでしょ~!」

小川を眺めながら、いつもそんなことを考えていた。

「確か、会社の近くだったわね?」
「多分・・・歩いて、5分もかからないと思う」

珍しく、同僚が興味を示している。

「お昼休みに行ってみる?」
「そうね、たまには外でお弁当食べるのもいいかもしれない」

小川のほとりは、いくつかベンチらしきものもあった。
お弁当を食べるくらいなら困らない。

「でも、色々と思い出しちゃうかも」
「・・・私もよ」
S592
(No.592完)
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[No.592-1]妄想の縮図

No.592-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
通勤途中に見かける光景だ。
そこは、まさに人間社会の縮図と言ってもいい。

「縮図?」
「そう・・・どろどろした部分のね」

清清しい朝には、不釣合いな話だとは思っている。
けど、今、見てきたばかりのホットな話題だ。

「今、小川にいる鳥の話をしてるわよね?」

通勤途中の小さな川に、水鳥が群れている。
種類は分からないが、雰囲気的に“おしどり”としている。

「そうよ」
「どこが、どう関連するわけなの?」

水鳥の群れを何度か見ていると、あることに気付いた。

「基本的には二匹で行動してるのが多いんだけど」

雰囲気的に“おしどり”にしている理由は、ここにある。

「たまに、三匹で行動してるんだよね」
「・・・だからなに?」

当然、友人が突っ込みとも言える質問を返してくる。

「一匹、邪魔ってこと?もしかして、アレ?」

私が答える前に、同僚が自分で答えを導き出したようだった。

(No.592-2へ続く)

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ホタル通信 No.235

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.335 天からの贈り物
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:男性

いわゆる雨男ネタの小説です。ある意味、冬のホタルでは
雨女を含めて、お馴染みのテーマです。

小説の内容は作者がよく言う商業的な作りで、小さくまとま
った構成になっています。
商業的な作りは正直好きではないのですが、このテーマを
選ぶと不思議とショートショート風に仕上がります。

雨男あるいは雨女自体は事実・・・というのも変ですが、そう
思わせる事実が数限りなく存在します。
作者の性別を明かしていないので、小説の雰囲気に合わせ
て、男になったり、女になったりしています。

さて、雨男、雨女は周知の事実として、小説に書いた裏切り
のシチュエーションも事実です。
その裏切りの話を小説の前半では隠して、読み手には「?」
状態で話を展開させています。
情報社会と絡ませたのも、なんとなく今風な仕上がりになる
と考えたからです。

今でも、小説と同じようなことが起こっています。単なる偶然
の域はとっくに超えているのですが、だからどうなんだ・・・と
いうこともありません。
逆に、小説を作るときに欠かせない、大切な日常なんですよ。
T235

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[No.591-2]メルヘン

No.591-2

街灯や信号機、車のヘッドライトなどが光源だ。
これらを受けて、光の輪が生まれる。
見方によっては、なんとも崇高で神秘的だ。

「・・・って、言われても自分しか見えないわけでしょ?」
「それもそうね」

水滴がプリズムのような役目を果たしている。

「メルヘンの世界に居るみたいよ」

光源によって、光の輪の見え方も変わる。
時には赤一色であったり、時には虹色だったりする。

「そうかもね」

やけに、あっさり認めてきた。

「確かにメルヘンかもしれないね」
「でしょ!」
「・・・あなたの頭の中が」
S591_2
(No.591完)
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[No.591-1]メルヘン

No.591-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「わぁ~・・・綺麗!」
「・・・えっ?どこ」

隣を歩く友人が、辺りをキョロキョロし始めた。

「ここよ、ここ!」
「だから、どこぉ!?」

自分の息が外気で冷やされ、まつげに水滴となってくっ付く。
その水滴が光を浴びて、幻想的な光の輪を作り出している。

「マスク?」
「・・・じゃなくて、ここ!」
「・・・目?」

マスクをしているせいで、息が鼻との隙間からもれる。

「自分で“目がキレイ”・・・なんていうわけ?」
「違うわよ!さすがに、そんな図々しくないわ」

もったいぶらずに話を先に進めた方がいいだろう。

(No.591-2へ続く)

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[No.590-2]僕らのマネージャー

No.590-2

「・・・なにさぁ、ニヤニヤしちゃって」

僕の表情を見て、からんできた。

「ごめん!ごめん!ピッタリな仕事だと思ったから」

彼女はサッカー部のマネージャーをしていた。
それもあって、当時から、何かと世話好きだった。

「そうかな?」

表情からすれば謙遜ではなく、本気でそう思っているらしい。

「それはそうと、今日は何の用事?」

呼び出されたにもかかわらず、目的を知らされていない。

「あれ?言ってなかった?」
「私、明日、結婚するの」

「えっ!?そ、そうなの?」

突然の展開に、驚きを隠せなかった。

「もしかして、あいつと?」
「うん・・・」

(そっか・・・付き合いは続いてたんだ)

「だから・・・今日でみんなのマネージャーも終わり!」

全国に散った当時の部員達とは、今でも交流がある。
交流が途切れなかったその訳を今、知った。
S590
(No.590完)
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[No.590-1]僕らのマネージャー

No.590-1

登場人物
男性=牽引役  女性=相手
-----------------------------
「もう!これはこうでしょ!」

顔を合わせるなり、服装を直されてしまった。

「これで・・・いいわね」

彼女と逢うのは、卒業以来、7年振りだった。

「相変わらずだな」
「まだ、ろくに挨拶もしてないだろ?」
「あら・・・そうだった?」

お互い7年の月日を感じさせない・・・そんな再会だった。

「じゃあ、あらためて」
「あ、うん・・・」

逆に、あらたまった挨拶をしたことがない。

「ところで“相変わらず”って、何のこと?」
「それを答える前に・・・今、どんな仕事してるの?」

卒業以来、彼女とは逢っていない。
それに頻繁に連絡を取り合うような仲でもなかった。

「普通にOLしてる」
「どんな内容?」
「一応、秘書してるけど」

思った通り・・・適材適所とはこのことだ。
ある意味、その会社が人を見る目があったも言える。

(No.590-2へ続く)

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ホタル通信 No.234

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.323 隣人
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

冬のホタルの小説は作者が体験したことを基本的に作って
います。それから小説の牽引役を男性にするか、女性にす
るかを決めています。

ところが時々、体験した事実を相手目線で書くことがありま
す。例えば会社で、女性の上司に怒られる、部下の男性が
居たとしましょう。
仮に作者がその女性上司であれば、怒られている部下の
男性の心情などを想像しながら書くのです。ですから、シ
チュエーションとしては100%事実でも心情まではそうとは
限りません。

今回の話がそうだとは限りませんが、このようなことも頭の
片隅において読んで頂ければ幸いです。
従って、実話度は20%と低めですが、シチュエーション的
にはもう少し高めです。
作者が小説上の男性あるいは女性のどちらかは秘密です
が、この小説の女性は、最近よく登場しています。そして、
今でも小説と同じような何ともスッキリ、ハッキリしない関係
が続いています。
S234_2

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