[No.587-1]私の名は竜王
No.587-1
登場人物女性=牽引役
女性=相手
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「最近、お姫様の格好をした子供によく出会うよね」
「ほら・・・アレでしょ?」
去年、大ヒットした映画の影響だろう。
「それで、思い出したことがあるんだけど・・・」
友人が小学生の頃の話をし始めた。
友人とは幼稚園からの付き合いになる。
それに中学に入る前までは、クラスもずっと同じだった。
「話の流れからすると、もしかしてアレ?」
「正解!!」
三年生の時だった。
いわゆる“文化祭”のような催し物が開催された。
「今でも・・・気にしてるんだから」
私たちのクラスは、寸劇に毛が生えた程度の演劇だった。
オリジナルの物語は先生が考えた。
「あっ!やっぱり?」
舞台でなにか大きな失敗をしたわけじゃない。
問題は配役にあった。
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