ホタル通信 No.231
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.313 すっぱいぶどう
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
読み返してみると、話の構成に少し散らかっている感がありますね。
自転車のパンク、そして自宅まで押して帰るためのモチベーションについては、事実をもとにしています。
誰しも・・・とは言えませんが、人は多少そんなところがあると思っています。
人気のスイーツが買えなかったら「そんなに美味しくないだろう」、テレビ番組を見逃したら「そんなに面白くなかっただろう」と、いわゆる“すっぱいぶとう”的な考えをしてしまいます。
もっと大袈裟に言うと、例えば電車に乗り遅れたら「乗ってたら大事故に巻き込まれていたけど、それを回避できた」なんてSF映画のようなことを考えたりします。
こうなると、もはや妄想の世界ですが、良く言えば“ポジティブ思考”と言えなくもありません。
話を戻すと、歩けば自宅まで小一時間以上かかる現実に対して、何とかしてモチベーションを保たないと、途中で挫折してしまいそうになります。
ラスト付近はオチをつけるために、やや強引に“彼氏”の話をねじ込んだ感は否めません。
・・・ですが、何となくそれらしく終わることができました。キチンとではなく、あくまでもそれらしく終わらせています。
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