[No.580-1]それがモチベーション
No.580-1
登場人物女性=牽引役
女性=相手
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「ねぇ、相談があるんだけど?」
同僚が“いつもより”は、神妙な面持ちで話しかけてきた。
「週末の合コンで何かあったの?」
相談ごとの九割は、男性に関することだ。
かろうじて残る一割が仕事の話だ。
「違うわよ!仕事のこと!」
「うそ・・・そっち!?」
(これはこれで面倒なことになりそうね・・・)
「・・・なんか引っかかるけど、まぁ・・・いいわ」
「モチベーションが上がる時って、どんな時?」
「い、いきなり、来るわね・・・」
なるほど・・・神妙な顔にもなるテーマだ。
「・・・担当になったの?」
「まぁ・・・ね」
企画部らしいテーマだ。
確かに、ここ数年、モチベーションの低下が問題視されている。
「表彰したり、報奨金だしたり・・・じゃなくて」
言いたいことはわかる。
どちらも嬉しくないわけじゃない。
けど、モチベーション向上に直接結び付かない。
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「(024)小説No.576~600」カテゴリの記事
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