[No.572-2]ドクターイエロー
No.572-2
「・・・で、どうなの?」
友人の言いたいことは分かっている。
「それは・・・」
程度に差はあれど、毎日、良いことも悪いこともある。
「宝くじ当たったとか、お金拾ったとか」
「どっちもだよ」
「・・・うそ!!」
(だから、程度に差があるって・・・)
「3000円当たって、10円拾ったけど?」
「・・・び、微妙!」
これくらいなら、何度もある。
ドクターイエローに出会う前から。
「他には、なにかないわけ?」
「彼が・・・できたよ」
「な~んだ・・・えっ!うそぉ!?」
友人の目に黄色い電車が見えたのは気のせいだろうか?
「これは・・・間違いないね!」
「だから、これくらいなら何度もあるって!」
(No.572完)
読み終えたら、クリックして頂けると、励みになります。
| 固定リンク | 0
「(023)小説No.551~575」カテゴリの記事
- [No.575-2]紅葉狩り(2014.11.26)
- [No.575-1]紅葉狩り(2014.11.25)
- [No.574-2]転勤を知る(2014.11.23)
- [No.574-1]転勤を知る(2014.11.22)
- [No.573-2]祝電(2014.11.18)
コメント