« [No.569-2]土に還る | トップページ | [No.570-1]ひとりぼっちのブランコ »

ホタル通信 No.224

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.293 小さな命
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性

相手との会話のシーンを除けば、ストーリーとしてはほぼ事
実です。

セミは夏のイメージですよね?
それに夏の始まりも夏の終わりもイメージさせてくれる存在
です。セミが一匹、もう一匹と競うように鳴き始めたら、夏本
番です。
一方、夏の終わりはセミが鳴きやんだことよりも、死んだセ
ミに群がるアリの大群を見たとき、強烈にそれを感じます。
夏真っ盛りの時は、人間のことなんかお構いなしで、朝から
大合唱している彼らでも、自然の法則には逆らえません。

一度は7階の窓から放り投げようとしたのですが、あまりに
も手に伝わる弱々しさに、さすがの私も躊躇しました。
特別、慈悲深いわけでもないのですが、1階に下りるついで
に・・・と思い、行動に移しました。

不思議なことに、今でもあの弱々しさを手が覚えています。
でも、小説に書いた通り、たくましさも感じました。
決して、消え行く命に身を任せる・・・というのではなく、最
後までもがき生きようとする姿に、ちょっと感動すら覚えま
した。

今年の夏も「朝からうるさい!」とヒステリックになりつつも
なぜか嬉しそうな、そんな自分が居ました。
T224

web拍手 by FC2

| |

« [No.569-2]土に還る | トップページ | [No.570-1]ひとりぼっちのブランコ »

(108)通信No.201~225」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ホタル通信 No.224:

« [No.569-2]土に還る | トップページ | [No.570-1]ひとりぼっちのブランコ »