ホタル通信 No.222
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.347 遅いメール
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性
この小説にある背景については、ほぼ実話です。モデルになる人も実在し、時々、小説に登場して頂いています。
小説の通り、返事が極端に遅い人です。
それこそ、いつ頃の何のメールに対する返信なのか分からないことが、しばしばありました。時にはひとつの話が完結するまでに数か月掛かることさえありました。
腹が立つというより、そこまで覚えていることがとても不思議でなりませんでしたね。
そんな状態から生まれたのが、この小説です。
“いつ頃の何のメールに対する返信か分からない”この曖昧さを利用して、少し艶っぽく仕上げてみました。
彼女がさも告白したような返信に付け入り、どさくさにまぎれて告白する・・・これが小説の軸になっています。
ただ、最後まで読んで頂ければ分かるように、彼女は告白したわけでもなく「私も○○が好きだから、それを買いに行くために付き合ってください」というのがオチになっています。
ちなみに、○○に相当するものは、特に何も想定していません。
重いと想いを引っ掛けているわけですから、女性ではそれなりの重量物ということになりますね。
艶っぽく仕上げた・・・と前述しましたが、今でもお互い、良い意味で中途半端な関係を続けており、艶っぽさも、多少なりとも事実のひとつなですよ。
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