ホタル通信 No.220
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.326 心の穴
実話度:☆☆☆☆☆(0%)
語り手:女性
冒頭にいきなり結論を言っておきます。オチの意味が自分でもよく分かりません。
実話度は限りなくゼロです。当時の心境を単に小説のタイトルにしただけなので、内容は全て創作になります。
さて、内容はともかく、冒頭に書いた通り、オチの意味がよく分かりません。話の流れからすれば、ふさがらない穴を何とかふさごうとしているのは間違いないのですが、なぜ「叩いて元に戻す」ことになったのか謎です。
ホタル通信を書くに当たって、何度も読み直して、思い出そうと試みましたが、どうしても思い出せませんでした。ならば、なんとか解釈しようと、あれこれ考えてみました。
おそらく、穴をふさぐことができないなら、穴が開く前に戻せばいい・・・そのために、彼を叩いて「彼女のことは忘れなさい」つまり、目を覚ましなさい・・・ということでしょうか。
ポッカリ空いた心の穴・・・言葉の響きだけで小説を書き始めました。実話度ゼロの小説は、単なるキーワードだけで書き始めることも多く、この小説もまさしくそうです。
ただ、本当は心に穴があくことになった原因を小説にしようかとも考えていましたが、書き始めたらどんどん話が別の方向に進んでしまいました。
冬のホタルは、作者が展開を考えるのではなく、あくまでも登場人物達が話を作り上げて行きます。
この二人なら、今置かれているシチュエーションなら、などを考えて結末を考えずに一気に書き上げています。
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