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ホタル通信 No.217

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.355 福山さん
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:男性

タイトルの福山さんとは、ズバリ“福山雅治さん”のことなんですが、実は・・・。

細かな所を除けば全般的な雰囲気は事実です。二枚目俳優の名をあげられて“負けた”と、若き日頃、思ったことがあります。
その“負けた”理由は小説の通りで、自分より随分と年上でであったことだけではなく、年齢に見合った貫禄・・・簡単に言えば、大人の魅力とでもいいましょうか、それがあったからなんです。

話を冒頭に戻すと、その負けた相手は本当は福山雅治さんではなく、とある俳優さんです。今は、見掛けることもなくなったのですが、当時は自分にして見れば、大人の男性そのものでした。
別に彼女が、当てつけのつもりで口にしたとは思っていないのですが、それを素直に受け入れられないのも若さの特権だと思っています。

ですから、今でもその俳優さんの話題が出たりすると、昔のことを思い出します。勝った、負けたの感情はさすがに持ち合わせていませんが、どこかでまだ拘っている部分がないとは、自信を持って言えません。
小説のラストは、それなりのオチを付けてみました。これはさすがに事実ではありませんので。
T217
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