ホタル通信 No.213
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.259 彼女の人生
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性
全体的に嘘っぽい作りなのですが、かなり事実に沿った話なんですよ。
言わば“ドロッ”とした時期の、それもピークの時の話です。
この小説は過去のことを振り返っている話であり、過去のことが実話度80%で、小説で言う“現在”の会話は全て創作です。
最近のホタル通信はNo.200~No.300の小説を集中的に紹介しているため、比較的、実話度が高い話に当っています。
ブログを始めたころは今ほど、実話や実話をヒントにして小説を創ろうとは考えていませんでした。ですから、初期の作品だから実話度が高いといったことはありません。
むしろ自分のスタイルがほぼ確立し、それなりに書けるようになったNo.200以降の方が実話度が高くなっています。
話を戻せば、人生においてこんなに辛く苦しい時期はありませんでした。
結果的に何もしてあげられなかった自分、そしてそこから逃げ出した自分・・・もっと冷静に考えれば、最初から逃げ出す準備をしていたのかもしれません。
でも、当時は行き先を照らす灯りになりたいと、本気でそう思っていました。
後半の冒頭に“自分でも分かるほど態度を一変させた”と書いていますが、それは「No.187 大きな悩みごと」の舞台から始まりました。
この小説を読んでも、微塵もそんなことは感じないと思いますが・・・。
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