[No.544-2]反省中
No.544-2
「とにかく、怪我がなくて良かったよ」
残りのコップはすでに、リラックマの姿は見えない。
その事実を知らなければ、もはやただのガラスコップだ。
「だから、そう気を落とすなって・・・」
相当ショックのように見える。
俺が思う以上に大切なものだったらしい。
「また、キャンペーンがあったらお揃いにしような」
「・・・うん」
それでもまだ浮かない顔だ。
「ちょっと反省するわ」
「それは大げさだろ?いくらなんでも」
故意に割ったわけではない。
それに、仮に故意だったとしても・・・だ。
「・・・・」
「・・・なんだよ、急に無口になって?」
菜緒(なお)がおもむろに、何かを手渡してきた。
「・・・なんだよこれ?」
はんせい中と書かれたシールのようなものだった。
本気なのかふざけているのか・・・。
(No.544完)
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