[No.542-1]カタログギフト
No.542-1
登場人物
男性=牽引役 女性=相手
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「どんなスイーツが好き?」
女子と言えば、スイーツだろう。
ただ、スイーツだけに“甘い”考えかもしれない。
「あんこものかな・・・」
「・・・だいふくとかお団子とか」
意外なスイーツに少し驚いた。
特にお団子は“送る”には不向きだ。
「へぇ~そうなんだ」
どう思っているだろうか?
どうしてこんな話をしているのか、理由は話していない。
「歳のせいかな?」
「おいおい・・・まだ30前だろ?」
(それにしても何を贈ろうか・・・)
「それもそうね」
「それじゃ、もうすぐ休み時間が終わるから」
「うん、じゃあまた」
急いでスマホを鞄の中にしまい込んだ。
ほどなくして、始業のチャイムが鳴り始めた。
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