ホタル通信 No.210
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.206 いくつもの顔を持つ女
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性
今はほとんど書くことがなくなった少し“ドロッ”とした内容です。書くことがなくなったのは、書きたくないからではなくて、書くためのネタがそれほどないからです。
ホタル通信の主旨からやや外れてしまいますが、執筆のことを書かせて頂くと、今も実話や実話をヒントにして書くスタイルはまったく変わっていません。
手前味噌にはなりますが、それこそ何でも書いていいのであれば、創作に困ることは恐らくないでしょう。
創作に困ることは、イコール現実であまり小説のヒントになるものが起きていないことに他なりません。
さて、話を戻しますが実話度の通り、ほぼ実話です。
ご両親の離婚の度に苗字が変わる・・・ただそれだけのことかもしれませんが、彼女の中の思い出はその苗字に支配されている・・・そんな気がしてなりませんでした。
何度かご訪問された方であれば、お気づきだとは思いますが、彼女はせいじゅうろうシリーズの菜緒なんですよ。
全体的に、決して明るめの話ではありませんので、ラストは少し明るめに・・・というより、ノロケたような感じに仕上げてみました。
ラスト10行目からの展開は、あえて説明しません。これまたホタル通信の主旨から外れてしまいますが、十分想像に値する内容ですから、間接的に感じとって頂けたら、と考えています。
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