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[No.535-1]インスタン島

No.535-1

登場人物
女性=牽引役  女性=相手
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「・・・それ、わざとだよね?」
「もちろんよ」

記憶では・・・小学5年生の時だったと思う。
国語の時間に“小説”を書く授業があった。
その時に私が作った小説のタイトルを、今でも覚えている。

「モアイ像で有名な・・・」
「イースター島でしょ?」

今の小学生はさておき、当時はそんな程度だろう。
響きが似ている・・・つまり、ダジャレのつもりだった。

「そう!それをもじって、ずばり“インスタン島!”」

つまり、インスタントラーメンのインスタントに引っ掛けた。

「・・・だめ?」
「ううん、逆に興味がある」

内容を一言で言えば、冒険物だ。
南海の孤島で繰り広げられるスリルとサスペンスのつもりでいた。

「ますます、聞きたくなってきた」
「ただ・・・」

肝心の中身がどうしても思い出せない。

(No.535-2へ続く)

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