[No.535-1]インスタン島
No.535-1
登場人物女性=牽引役
女性=相手
-----------------------------
「・・・それ、わざとだよね?」
「もちろんよ」
記憶では・・・小学5年生の時だったと思う。
国語の時間に“小説”を書く授業があった。
その時に私が作った小説のタイトルを、今でも覚えている。
「モアイ像で有名な・・・」
「イースター島でしょ?」
今の小学生はさておき、当時はそんな程度だろう。
響きが似ている・・・つまり、ダジャレのつもりだった。
「そう!それをもじって、ずばり“インスタン島!”」
つまり、インスタントラーメンのインスタントに引っ掛けた。
「・・・だめ?」
「ううん、逆に興味がある」
内容を一言で言えば、冒険物だ。
南海の孤島で繰り広げられるスリルとサスペンスのつもりでいた。
「ますます、聞きたくなってきた」
「ただ・・・」
肝心の中身がどうしても思い出せない。
| 固定リンク | 0
「(022)小説No.526~550」カテゴリの記事
- [No.550-2]下流のごみ(2014.08.17)
- [No.550-1]下流のごみ(2014.08.16)
- [No.549-2]犬の遠吠え(2014.07.10)
- [No.549-1]犬の遠吠え(2014.07.09)
- [No.548-2]財布を忘れた !(2014.07.06)
コメント