[No.533-2]Perfect Sky
No.533-2
もし、子供に聞いたどう答えるのだろう・・・。
素直に宇宙があるとか、何もないとかと答えるのだろうか?
「自分は何があると思ってるの?」
「えっ!わたし・・・」
彼と同じで、どう答えれば良いのだろう・・・。
「とりあえず・・・ゆ、ゆめ、かな!?」
再び彼がキョトンとした顔をする。
「ずいぶんとロマンチックな答えだな」
まさしく苦笑・・・という顔だった。
「い、いいじゃないの!」
「まぁ、そう怒るなって」
でも、冷静に考えれば、本来は自分が撒いたタネだ。
彼にあたるのは筋違いもいいところだ。
「ごめん・・・」
「空の向こうには、笑顔があるんじゃないかな?」
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