ホタル通信 No.208
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.287 おしゃれな演出
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
ホタル通信を書く際には、小説を読み直しているのですが「懐かしい!」と叫んでしまいそうなくらい、当時のことを鮮明に覚えています。
彼とパフェの存在は、高校時代に付き合っていた話をするための言わば小道具であり創作です。実話度80%は、その高校時代のエピソードがほぼ事実ということを表しています。
小説中では、“グラスには薄紫色のジュースが入っていたと記憶している”と、書いています。
このジュース・・・なんだと思いますか?(現在も発売中かどうかは不明ですが)一時期、復活した“フルーツパンチ”なんですよ。
飲み物そのものが、トロピカルなイメージがあるので、これを採用したのでしょうね。
最初の一、二本は美味しくいただけたのですが、沈黙が続く中、気付けばポッキーが個体ではなく、もはや液体に変わろうとしていました。
でも、小説に書いた通り、これによってまさしく緊張も溶けて行きました。小説では当時の彼が“それを狙っていたかも”のような書き方をしていますが、おそらくそんな狙いはなかったと思っています。
最後になりますが、はじめて彼の家に行った時の話は、この「おしゃれな演出」の他に、もうひとつ書いています。
もし良ければ探してみてください。
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