« [No.525-2]鶏が先か卵が先か | トップページ | [No.526-1]おめでとう »

ホタル通信 No.202

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.250 寂しげな雪だるま
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

この話は小説にも書いてある通り、旅先の北海道から送ら
れてきた写メがきっかけになっています。

送られた写メには、確かに雪だるまが写っていたのですが
それ自体、寂しげに見えたわけではありません。寂しげに
見えたのは、雪だるまと共に写っていた彼の方でした。
小説ではそこまで踏み込んで書かずに、「なぜか雪だるま
が寂しく見えた」に置き換えました。
加えて言うなら、なぜ彼が寂しげに見えたのかは、私には
分かっていました。小説ではあえてこのあたりには触れて
いません。

実話をベースにするとは言え、今回のようにあえて実話か
ら遠ざけて書くこともあります。
例え、100%実話を書いたとしても、誰も自分のことが書か
れているとは思わないのでしょう。でも、書くことをためらう
ことは少なくありません。

結果論にはなりますが、この小説が、後々大きく展開して
行くことになりますし、すでにそれについては小説にしてい
ます。
もちろん、登場人物も性別もこの小説とは全く関係がない
ように作ってありますので一見してそれだとは分かりませ
ん。

最後になりますが、なぜ雪だるまが寂しそうに見えたのか
分かりますか?
ラスト近くに書いてある「数分後には、その雪だるまの隣に
もう一体雪だるまが並んだ」がその答えであり、なぜそう思
ったのかは前半の「決して純白とは言いがたいものだった」
が伏線になっています。
T202

web拍手 by FC2

| |

« [No.525-2]鶏が先か卵が先か | トップページ | [No.526-1]おめでとう »

(108)通信No.201~225」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ホタル通信 No.202:

« [No.525-2]鶏が先か卵が先か | トップページ | [No.526-1]おめでとう »