ホタル通信 No.205
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.216 見返り美人
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
小説のタイトルであり、主軸でもある“見返り美人”ですが、実話度に反して事実ではありません。
登場人物の設定や会話も事実とは異なりますが、書いてあることそのものは事実です。
特に後半の「見返りを求め始めた」こと、さらには「電話やメールの内容が変わって行った」ことは生々しいくらい事実なんですよ。
そのような意味で実話度を決めさせていただきました。今でも当時のことを覚えています。「恋愛の力ってすごい」と思いつつも、一方では「恋愛のこわさ」を思い知りました。
恋は盲目・・・なんていうこともありますが、良くも悪くもそれを実体験しました。
自分の想いだけが強くなり、与えた分・・・もしかしたらそれ以上の見返りを求めていたのかもしれません。
小説では“想いが強い”から・・・ということになっていますがそれよりも不安の方が大きかったことが現実でした。
不安感の理由は分かっていました。“彼”とは言いましたがふたりの関係は複雑でした。
最後になりますが、この話の結末と言いますか、現実はご想像の通りです。上手く行くはずもありませんよね。
丁度、今頃その時がやってきました。もう、5年も前の出来事になります。
| 固定リンク | 0 | コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント