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ホタル通信 No.199

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.245 四次元の世界
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性

今でも、小学生の頃に見ていた番組のことを鮮明に覚えています。それだけ子供心には衝撃的でした。

ある人が、四次元の世界に迷い込んでしまう。でも、そこは自分が居た世界となんら変わりはない。
唯一、違うのは自分を知る人が居ないこと・・・そう、自分の居た世界でいう親も兄弟も、自分のことを知らない。
幽霊などの直接的な怪奇現象よりも、よほど怖くて、それが頭から離れませんでした。
ただ、これが実話に基いた話だったのか、フィクションであったのかは覚えていません。
結局、その人がどうなったのか、残念ながらこれも記憶にはありません。

それでは内容に少し触れさせて頂きますね。
この会話は車の中で交わされています。前半の最後の2行でそれを表しています。車がトンネルに入ることによって、四次元の話がスタートしたようなものです。
でも、急に思い出したのではなく、常々恐怖心を持っており、それがトンネルだけでなく、ゲートとかも・・・というのが後半に出てきます。

それを隠すために、またゲートを通らないようにするために、タバコを買いに行くように見せかけて、そこを避ける。
自分で言うのも変ですが、このタバコの下りは今読んでみても、最初はどのような意味があるかピンときませんでした、お恥ずかしながら。

ラストは少し強引で、それこそ「だ・か・ら何なんだよ」という感じです。当時、このふたりは一般人という設定でした。でも、これまた強引に考えると、芸能人カップルなんて設定が似合うのかもしれませんね。
誰も、僕達を知らない・・・だ・か・ら、マスコミに騒がれることもなく、愛を育める、ってことでしょうか。
T199
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